Monthly Archives: 4月 2020

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コロナ禍がイベント業界を直撃して、既に2ケ月余り。
飲食業、観光業、だけではなく、実に様々な業種を直撃し、
緊急事態宣言による収束も、期待できない状況だ。
ゴールデンウィークは、本来であれば、人が活発に動き、経済も活発な時期なのに、人の移動が制約される。
経済が全く、止まっている状況と言っても過言ではないだろう。
とは言え、なんとか、自粛しつつ収束を願う!
まさしく国難、全世界が見えない敵と闘っている。
そんな状況の中、イベント業界の仲間たちも、知恵を出し合っている。
人を集めることがミッションであるはずのイベントだけれども、
人を集めてはいけない現実、ならば人を集めないイベントができないか、アイデアを出し合っている。
必要は発明の母とばかりに、様々なアイデアが生まれている。
あとは、それをどのように収益モデルに精査していくか、、、、、
アフターコロナを考えるには、まだ早いのかもしれないけれども、確実に生活構造や仕事の仕組みは変わっていくと思われる。
今までのように、トップダウンで仕事が降りてくるのを待つのはなく、これからはボトムアップで、「ビジネスモデル」をこちらから提案していくことが必要であろう、と思われる。
実に様々な業界で工夫やアイデアが散見される。
それをどのように、ビジネスモデルとして、収益をあげることができるか。
イベントの在りよう自体が変わっていくだろう。
全てデジタルのそれに様変わりするはずもなく、
そこをどのように訴求していくか・・・・
とにかく、今は、事業継続!
今まで頑張ってきたノウハウを積んだ仲間たちが再び活躍できる場が戻るまで、耐える!耐える!耐える!
写真は、
宇治市在住の、武人画家
こうじょう雅之 さん作(宇治市観光大使)の、
不動明王(五大明王筆頭)
疫病退散の守護神
不動智(動かずの誠の智恵)
「絵描きの自分に出来る事は絵を描く事くらい。余りにも無力と痛感。せめての活動。
携帯待受用として待受用御守りを。何かのご利益がある訳では無いが自由にご活躍頂きたい。」
この絵が元気を与えてくれる!
芸術や音楽や文化が人間の生きる力になるはず・・・・そこまで、気張ろう!!!!
コロナにおける休業要請、緊急事態宣言解除予定の来月7日まで、経済が動かない。
お客さんを持っている業態は軒並み大変な状況だ。
飲食、スポーツジム、カラオケ、美容・理容、マッサージ、ネイル、エンタメ施設など
今までは、いかにお客さんに来てもらうかを商売としてやってきた業種、今や、人を呼んではいけない。開店休業(実際は、自粛要請でお休み)状態、いつ再開できるのだろうか・・
一方、在宅のため、生協や出前などは逆に人手不足のようだ、家まで運んでもらう商売がこの状況のせいで、盛況になっている。
宅配サービスのデリバリー関連業種は、大忙しのようだ。
また、流通のあり方も変化の兆しだ、今までは生産者が卸業者を通じて、食材などを販売していたが、飲食店の自粛により、販路が変わりつつある。B to BからB to Cへ・・・
インターネット販売による直販だ。
商品の流れが、変わってきている。日本独特の流通形態の崩壊の兆しかもしれない。
元々、少子高齢化時代とともに、「来てもらう商売」から、それぞれのユーザーのところに「行く商売」へとその業態は変化していくのではと考えていたので、今回のコロナの影響で、その業態変化が早まったのかもしれない。
ドローンやロボットなどのインフラが整ってくると、その業態も加速するだろうと思っていたが、それを待たずに、こういう状況になっている。
であれば、その状況を分析しつつ、新しいビジネスモデルを構築する必要がある。
緊急事態宣言下では、まだ人は「生きること」が最重要課題で、あまり余裕がないけれども、経済を動かしていくには、衣食住以外にも、目を向けさせないといけない。
心の栄養を何から摂取するか、即効性はないかもしれないけれども、芸術や音楽が人の生きていく中で絶対必要なことは、過去の歴史が証明していることだ。
その時に、今までとは違う、提供の仕組みが必要になるだろう。
技術的には、様々な可能性があることは確かなので、今までのビジネスモデルにいかに付加価値をつけ、新しいビジネスモデルを見つけ出すか、
今、大変な時期だからこそ、そこへ目を向けて生きる意味を考えたい。
人間は考える葦と言った哲学者がいたけれども、まさしく、今そのことを自覚しつつ、
新しい明日へ向かって、考えるべきであろう。
*写真出典:毎日新聞 WEB
2月下旬から変わり出した街の風景。
あれから2ケ月も経っていないにも関わらず、
街から人が消えた。
外出自粛の要請で、飲食店をはじめ、様々な店舗がお休み状態。
我々イベント業界も、全く機能停止。
人を集めるイベントは真っ先に中止・延期へと。
そんな中、医療従事者の闘いは続く。
品薄のマスクや消毒液などもいつになれば供給されるのか・・・・
世の動きが全く変わってしまった。
人が動かないと、お金も動かない。
経済が止まってしまう。
見えないウィルスとの闘いはいつまで続くのか、不安が世を覆い尽くす。
しかしながら、我々は手を拱いていても仕方ない。
いろいろ言いたいことは、山ほどあるが、
文句を言っても、何も変わらない。
ならば、前向きに「これから」を考えるしかない。
緊急事態宣言が発出されて、5月6日までの外出自粛、
今の状況でそれは解除されるのだろうか、、、、否、私は否定的だ。
おそらく、当分この状況下で、暮らしていかなくてはいけないだろう。
確実に社会構造そのものが変革されていくはず。
今までの常識がそうでなくなり、新しい生活様式が生み出されるだろう。
それは、快適な暮らしとは当然言えないが、「この見えないウィルス」と共存せざる得ないのではないだろうか。
少なくとも、ここ数年はそんな状態が続くのではないか。
我々、プロモーションイベントに携わっている者にとって、
「人を集めてはいけない」はそもそもイベントの本質から離れていることであり、イベントそのものが成り立たない。
とは言え、それが現実ならば、「人を集めないイベント」を考えざる得ない。
プロモーションイベントは、エンタメと違って、経済効果を促進するための手段である。
そう考えると、人を集めなくても経済効果が得られるならば、それはそれで、有りではないか。
本来は、非日常的な仮設空間で、同じ体験をするのがイベントの本質であるのだけれども、
今は、ネットなどを活用することで、同じ時間、体験を経験することは可能。
5Gの普及とともに、新たなビジネスチャンスも生まれてくるだろう。
こんな時代だからこそできること、こんな時代だからしなければならないこと。
考えることに、お金はかからない。
今こそ、プロモーションイベントの価値を発揮すべき時かも知れない。
写真は、私の知人の美術作家の中野クニヒコさん作の、アマビエ。
新型コロナ終息への、祈りを込めて・・・・・・
毎年、お手伝いさせていただいている近大入学式。
ここ数年は、春の風物詩としてマスコミにも取り上げられるくらいのイベントになっている。
もちろん、稀代のエンターティナー・つんく♂さんプロデュースの入学式であることで、毎年話題になっています。
ありがたいことに、7年前の初年度から裏方として、携わらせていただいている。
今年度も、半年前から「演出構成」をつんく♂さんと、そして近大のスタッフの皆さんと進めていたが、状況が一変したのは、2月下旬。
収まらない「新型コロナウィルス感染症」が、徐々に世界各国へ拡がっていく、日本も例外ではありません。
それとともに、人が集まるイベントやエンターテイメント施設の休館・自粛などが相次いでいる。
そんな中、「入学式」をおこなうか否か・・・・・
結局は、サイバー入学式として、無観客でインターネット配信しようということに。
残念ながら、およそ7500人の新入生には、インターネットを見ていただくことに。
我々スタッフはそこからが大変。
新入生が目の前にいてる前提の演出構成。
一からの練り直し、どうすればインターネットでメッセージを届けることができるか・・・・
現地にいてるからこそ感じるものを画面を通して、どのように伝えるか。
一方、コロナは衰えることなく、日々拡大している、世論も状況も、日々、いや1日の間、刻々と状況が変わっていく。
できることと、やっていいことの間で、苦悩する。裏方である我々だけではなく、演者さんの思いも複雑に揺らめいていく。
決めた「構成演出」も、変更・修正の日々。
異例の事態。
最終的に、「最終構成演出」が決まったのが、3日前。
苦渋の選択も含めて、最善を尽くすしかない。
関係各社にも迷惑をおかけした。
右往左往させた。
そんな状況の中、画面と通じてメッセージを伝えるために、関係各社が努力・知恵を絞った。
生きる力を持つ人間にできないことはない。
でなければ、矛盾に満ちたこの世界で、様々な状況変化へ対応することなどできないであろう。
人間の知恵の結集で乗り越えられるのだ。
今回の経験を活かして、前を向いていたいと思う。
緊急事態宣言が出た中で、この状況の中で、
どんな知恵を働かせることができるのだろうか・・・
季節は巡り、春になり、
やがて、梅雨が始まり、暑い夏になる。
希望がある限り、
負けるわけにはいかない。