夢工場は当時インテックス大阪1号館から5号館までを使ったイベントです。

夏休みの開催でしたし、関テレではバンバンコマーシャルしてたので、それはそれは大人気でした。


 

中でも、私が受け持っていた「はれときどきぶた」パビリオンは毎日、長蛇の列です。中に、100名(だったと思います)くらいのシアターがあり、その前後に様々な体験・体感アトラクションがありました。入場制限をしながらの誘導でしたので、運営スタッフの意気のあった対応がとても重要でした。

 

今考えてもチームワークはバツグンだった気がします。

それぞれのセクションでそれぞれの役割を十二分にこなしてくれたと、今更ながら感心します。運営スタッフはほとんどが学生さんでしたから・・・・・

そして、事件が起こったのです。もう26年も前ですから時効でしょうが・・・・・

最終日、「はれぶた」パビリオンを楽しみにして来られたお客様がいました。が、残念ながら、終了までに入場制限をせざる得ません、これは毎日のことです。イベントに終了時間があるように、こなせるタイミングの限界時間で入場をお断りせざる得ないのです。ただ、その日は「夢工場」そのものの最終日です。二度と入れないのです。

お客様も粘りましたが、我々運営スタッフとしても、断腸の思いなんですが・・・・・そこはある程度割り切らざる得ません。

そして、運営スタッフがお客さんに殴られました。大騒ぎです。私は運営リーダーとして、事務局を通して抗議をしたんですが、そのアルバイト君が「中野さん、いいですよ、お客さんの気持ちもわかるし、そして何よりもここで大騒ぎしたら、折角のはれぶたスタッフに迷惑かけますから・・・穏便に行きましょう」

対処の仕方が、本当に良かったかどうかは、議論の余地がありますが・・・・・・

その彼の言葉がすべてを現しています。

このイベントは決して一人で完遂できたものではなく、それぞれのスタッフが持ち場だけじゃなく、自分たちのパビリオンという意識で働いてくれた結果だと、今でも思います。

イベントの難しさ、楽しさ、そして素晴らしさを知った50日間でした。

今でもインテックス大阪に行くと「キュン」としてしまうのは、あの時の

彼の言葉を思い出すときです・・・・・

 

 

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