先月23日の開会式以降、 連日、オリンピックでメダル獲得に歓声が響き渡るテレビを見ながら、 もう10日も経ったのかと愕然とする。 それまでは、「オリンピック・パラリンピック」を本当にやるのか!? 世論的には、賛否両論、否定的な意見が多かったのではないか。 しかしながら、マスコミの掌返し、始まってしまえば「メダル獲得」に、また「お涙頂戴のアスリート裏話」 決して、アスリートの努力を否とするわけではなく、その努力を披露する場があったことに関しては、素直に良かったと思う。 一方、止まらない感染拡大、デルタ株への置き換わりなのか、都市部を中心に、全国的に拡がりを見せている。 直接的な原因ではないにしろ、オリンピック開催が、コロナ警戒の人心の緩みにつながっていることは確かだろう。ここへ至っては、「まん延防止重点措置」も「緊急事態宣言」もその効果を疑わざる得ない。 しかし今更ながら、開会式の残念さ・無念さは胸に刻まれる。 イベント業界に携わる一人として、オリンピックの開会式は最高峰の夢の一つであるはずなのに、・・・ パンデミックな中、五輪を強行開催し、開会式において逆転本塁打を心ならず期待してたけれど、 結局ドタバタなまま、最後の期待のバブルを弾けさせた組織委員会の浅はかさ。 復興五輪のお題目も吹き飛んだ開会式。 コンセプトもストーリーもメッセージ性も感じられない、ハリボテ演出。 厳かでであるはずの、開会宣言時の隣の責任者の太々しい姿、 カメラが逃さなかった金メダル級のカメラワーク。 全く期待せずに見てたはずなのに、あぁ、これほど落胆するものなのか、、 利権と内部抗争にあけくれて、見せられたのは、夏祭りのチープなハリボテお化け屋敷、、、 真夏の夜の怪談話「東京2020・怪怪セレモニー」は21分押しで、やっっと終了。 熱戦はまだまだ続くけれども、一方コロナ禍で「迷走するnippon」・・・・・・ ハリボテお化け屋敷どころではなく、しっかりと現実に目を向けた対策をして欲しいものだ。 人命がかかっている。

 

 

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