Monthly Archives: 5月 2018

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ちょっと、怒涛の日々を過ごしております。
そんな中、ふと、思ったこと・・・・・・

閑話休題

【The Next One】

喜劇王チャップリンがある人から、「アナタの最高傑作は?」と尋ねられたときに答えた言葉が

The Next One(次が最高傑作)・・・・、真実は、どうも怪しくチャップリンが言ったかどうかは疑わしいらしい。

とは言え、なんて素敵な言葉だろうと思います。

現状に満足しない向上心であったり、前向きに追求するプロならではの精神だったり・・・・・・

しかし、

私は、ちょっと違う捉え方をしています。

最近「パーフェクト(完璧)」を求めるあまり、些細なミスも見逃さない風潮があります。

SNSの普及もそれに輪をかけて、気に入らないことを拡散し、それほどのことでもないのに、大騒ぎをする。

ミスをした人間をクソミソにこき下ろし、立ち上がれないようにする傾向がある。

特に、SNSでは“声が大きな人”が正義みたいな風潮がある。

「ミスを許さない」と毅然とした態度は必要であろう、

しかしあまりにも、「許すこと」が悪のように捉えられるのもどうか、と思う。

上を向いて歩くか、下を向いて歩くか・・・・・・・

「許す勇気」 そして「次に向かう努力」・・・・

「The Next One」はそんなNext Charengeする人に向けた言葉と捉えたい。[

自動代替テキストはありません。

〔「三国志蜀書諸葛亮伝注」より。三国時代、司馬徽が蜀の諸葛孔明(しよかつこうめい)を伏竜にたとえ、鮴錘m元(ほうしげん)を鳳凰の雛(ひな)にたとえたことから〕

まだ世に知られていない大人物と有能な若者のたとえ。
臥竜(がりよう)鳳雛。
(出展:大辞林 第三版の解説)

この業界の仕組みは、ピラミッド型です。クライアントのやりたい要望に対して、多くは広告代理店がその要望を形作る。
その際に、各所のプロフェッショナルが、集合し、それぞれの得意分野を出し合いながら、総合的なプランにする。

「要望」次第で集められる集団も変わってくる。

そんな仕事を35年近くしていると、思わぬ出会いがあります。
例えば、「周年事業」のプランニングの際は、社史を作る印刷・また映像会社がプランしますし、記念品を製作する際は、ノベルティ会社がサンプルを用意する、式典をする際には、舞台施工、音響、照明、映像、舞台監督、舞台進行、などなど・・・・・
実に多彩なジャンルのプロたちが集まる。

「その要望」を作り上げるためのキャスティングは広告代理店の担当者の真骨頂だろう。まずは、どんな推進チームを作り上げるかは非常に重要なことです。
その後、内容の吟味、工程管理、予算管理、当然、安全管理もしながら、より良いものを作り上げる。

その推進チームに、時折いてるのが、先に述べた【伏竜鳳雛】です。
その時は、一介のサラリーマンですが、「光るもの」を感じる時があります。単なる優秀とかではない、「光るもの」
なかなか、そんな人間と出会うことは少ないですが、時折います。
そして、何年か経って、再会することがあります。
やはり、その光る奴は、活躍しています。引く手数多というやつです。
「こいつと一緒に仕事したい」と思わせる人間です。
僕は、そんな原石みたいな人間を見つけると、密かにこいつは、【伏竜鳳雛】やな、って思います。

そして最近、昔そう思っていた【伏竜鳳雛】と再会。
やはり、思った通り、出来る奴になっていました。
刺激をたくさん貰います。同じチームでできる喜びを感じるのも、この仕事の醍醐味であるのは間違いない。

今年で5回目となった服部緑地野外音楽堂での「ユメハネ」。

今年も天候に恵まれ、無事終了しました。毎年、陽射しが強く夏日を思わせるくらいの天気ですが、今年はいい感じで雲もあり、来場された皆さんにも心地良く観覧いただけたのではないでしょうか・・・・

毎月、実行委員会のメンバーが集まって、会議を行います。そういう意味では、一年を通じてこのイベント作りをしている感じです。とりわけ、kogakusyu翔のメンバーは企画から、出演者の選択、交渉、そして自らの出演、合同練習、 SNS・ラジオなどによる広報活動、裏方スタッフとの打合せ、などなど八面六臂の大活躍です。

私はそんな中、少しだけお手伝いをさせていただいています。
当然、まだまだ課題は山積していますが、5年続いていることに意味を感じます。

ユメハネの詳しい意図は下記のHPをご覧になっていただきたいのですが・・・・
https://kogakusyu.wixsite.com/yumehane

私も、この業界にお世話になって35年近くになり、それなりにいろいろなイベントをやらせていただき、また時代の流れとともに、新たな情報を掴みながら、進化していかないといけません。

そんな中、このユメハネは出演者だけではなく、司会者・裏方の音響・照明・進行・運営スタッフもプロと学生が共同作業をしています。
知識はまだまだですが、やる気は人一倍あります。彼等・彼女等からは、これから自分たちの知識を積み上げ将来なりたいスタッフの仕事に携われる喜びを感じます。
スポンジが水を吸収するように、仕込みからリハーサル、そして本番、撤去に至る中で、成長するのが、わかります。
最初は、言われるままだったのが、最後には自ら「こうしよう・ああしよう」を考えて動いています。

35年前に自分がガムシャラにこの業界を知ろうとしていた頃を思い出します。
「わからないことが、わからない」時代。
「わからないことが、わかる頃に抱いた恐怖感」
「必死なだけでは、成長がない」時代。

時ととも課題は山積し、悩みながらも、
それでも「幕は開く」

これから、きっと彼等・彼女等も大きな壁にぶち当たることだろうと思います。
けれども、このユメハネで気づいた「楽しさ・やり甲斐」は
心の原点として刻印されたのではないかと思います。

ユメハネは「心の原点」を思い出させてくれるイベントです。

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