Monthly Archives: 9月 2020

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やっと、秋らしい気配が漂う中、新型コロナウイルスで制限されていた、

イベントにおける入場者の人数が緩和されることが決まった。

 

未知のウイルスとの闘いで、3密回避、換気、など多くの人が集まるイベントに、そのリスク回避もあって、制限がかけられていたが、最近の感染者の拡大に一定の歯止めがかかってきたこと、感染拡大の状況がわかり始めたことを踏まえた処置だろう。

 

演劇、映画、歌舞伎などは満席を容認する一方ライブハウスやナイトクラブのイベント、キャラクターショー、競馬など、つい声を出してしまいそうなイベントは制限がかけられたまま。

 

まぁ、一定の基準が緩和され、主催者サイドの判断に委ねられたということ。

しかしながら、一気に緩和して、クラスターが発生したら、と思うと、「はいそうですか」とはならないだろう。

 

どうも、「赤信号みんなで渡れば怖くない」式で、他のイベントや、競技などを鑑みながら、判断していくことになるような気がする。

感染は、防御しても、100%防ぐことはできないことを前提に考えなければならない。

対策を十分に取っていても、「もしかしたら」はある。

そんなとき、クラスターがでたら、我先と批判の嵐は目に見えている。

 

感染者の発生よりも、そのバッシングの嵐を恐れて、主催者が思い切って開催できない、

その風潮を改めない限り、ビフォーコロナには戻らない気がする。

 

人々の思考がWithコロナに、まだ追いついていないことが、一番気になることである。

 

 

先日、8月25日に『大阪・関西万博』のロゴマークが決定しました。
応募総数5894作品の中から最優秀作品が発表され、
今後、大阪・関西万博の告知ポスターや、グッズなどに活用され、2025年に向けて機運を盛り上げるために活用されていきます。
最終5作品から選ばれた、「最優秀作品」については、賛否両論が巻き起こっています。
良い作品・悪い作品としての評価は今後時間の経緯の中で判断されるのでしょう。
まぁ誰もが、好き嫌いがありますし、その価値基準も人それぞれなので、選ばれた作品に対しては、
異論もたくさんあるようです。
デザインに100点満点はありません、正解・不正解もありません、百人いれば、百人の意見・感想があります。
思えば、1970年の大阪万博の時、私は小学生1年。ワクワクな思い出しかありません。
そして、太陽の塔がそのレガシーとして50年たった今でも、その理念を伝えています。
しかしながら、当時「太陽の塔」へのバッシングはもの凄いものだったようです、後のテレビなどで知っただけですが・・・・
まぁ、岡本太郎さん自体が世間へのアンチテーゼの代表だった気もしますが・・・・
来る2025年、あと、5年しかありません。
そこに向かって、長年イベント業界でお世話になっている私としては、恩返しできることが無いかを考えます。
2025年の大阪・関西万博への想いはある意味、私自身のイベント業界での総決算と言えるかもしれません。
感謝と恩返し!
しかし、
ロゴマーク、見れば見るほど、味が出て来た・・・・・不思議な魅力があります。
「非日常」というキーワードが、イベント業界の解決の糸口になるかもしれないと思います。
その「非日常」を欲している人が誰かがわかれば、そこにアプローチする。
興味のない人に、いくらお得だよって言っても、購入してもらえないのと同様です。
行きたい、欲しい、見たい、やりたい、・・・・・欲望がそこにあれば、あとは、一押しかもしれません。
しかしながら、誰がどんな欲望を持っているかなんて、分かりません。
なので、マーケティングが必要なんでしょう、しかし今や状況的に待ったなし、です。
今ある、資産をどう活用するか、、、、、
面白い記事を2つ見つけました。
一つは、前回も書きましたが、普段はなかなかその場で演奏やパフォーマンスのできない素敵なプロの舞台で、普段触れないピアノで演奏できるという企画です。
もう一つは、この「コロナ禍」だからこその企画です。
尼崎のアルカイックホールが企画した「最高級のグランドピアノを奏でよう」
小中高生をターゲットに、ホールにある「スタンウェイ」を弾くことができ
「一流のアーティスト」気分を味わってもらえるイベントです。
子供たちもさることながら、親御さんのザワメキが聞こえてきそうです。
また、もう一つは、運行されていない、バスの倉庫巡りイベントです。
鉄ちゃんならぬ、バス大好き人間にとっては、涎ものかもしれません・・・・
この2つの事例でわかることは、ターゲットがしっかりしていることです。
ピアノ大好きな小中高生、バス大好きなマニアの人たち。
どんな業種でも、マニアは必ずいます。
その塊に「マニアが欲するイベント」をアプローチすれば、ビジネスモデルが生まれる可能性が高まると考えます。
日常の出来事を、反転して「非日常」にかえる仕掛けがあれば、人は興味を持ちます。
また、「今だけ」という期限性も必要です。いつでもできる、いつでも見れるでは人は動きません。
今を逃せば、「次」はない・・・そんなある意味恐怖感に人は弱いものです。
イベントは人を集めることが本質ですが、そこは今は難しいのであれば、配信などいろんな手法があります。
イベントは「非日常」であり、「期限性」「仮設」なもの、そこに人の心理をくすぐるヒントがあります。
マニアをくすぐる施策を見つけたいものです。