Monthly Archives: 10月 2022

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久しぶりに聞いた藤原新也さんの名前に惹かれて、日曜美術館(NHK)という番組を見た。

「日曜美術館 死を想(おも)え、生を想(おも)え。 写真家・藤原新也の旅」

そうだ、この人の本を読んで印度に行きたくなって、行ったんだ。
23歳、大学の卒業旅行で選んだのが、インド。
初めての海外、それもひとり旅。
無謀が若者の特権とは言え、やはり今思うと何も考えずに、ただひたすらにインドへ行くことしか考えていなかったのだろう。

行きの飛行機と、帰りの飛行機だけ決めて、その間17日間は、気の向くままのフリープラン。

頼りは「地球の歩き方」1冊と、抗生物質をカバンに忍ばせて、トラベラーズチェックで換金。

本当に、よくぞ出国したな、と褒めてやりたい。

同じことは絶対できない。大人になって「無謀の怖さ」を知ったからかも知れない。
また、世の常識に慣れたせいかも知れない。
若さは、それゆえに未熟であり、リトマス紙のようであり、無鉄砲な存在だ。

印度で目にし、息をし、歩き、夢を見た。

潜在意識にしまっておいた、記憶の片々が、「藤原新也」の名とともに蘇る。

そうか、もう彼は78歳か、20も年上なんだ・・・・・・

35年前の記憶がスライド写真のように、ゆっくり、そして鮮明に浮かんでくる。

印度放浪は、僕の大きな大きな旅の1ページ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

32年前、この業界に入って4年ほど経っていた頃。

1990年4月から9月末まで6ヶ月間、大阪鶴見緑地で、「国際花と緑の博覧会」が開催されました。

 

何度か、ここでも書きましたが

私は、「大輪会水のファンタジアム」というパビリオンの催事ディレクターとして、現地に通っていました。

国際博覧会のパビリオンともなれば、事務局スタッフはもちろんのこと、表に立つコンパニオン、運営、技術、警備、清掃、物販など多岐にわたるスタッフとの連携・協力が不可欠です。

長丁場なので、実にさまざまなことが起こります。

 

当時、世界初のウォーターショーということで、ロボットの指揮者による、ウォーターオーケストラが素敵な音楽を奏でるショーがメインでした。口コミでそのショーの素敵さが広がったせいか、電力館と大輪会パビリオンが人気を二分するほどでした。

嬉しい反面、お客さんが殺到することになり、安全かつ満足度を失わないような運営が求められました。

 

私のミッションは、整理券を求める待ち客対策です。

整理券を得るためにできる行列のお客さんに「待っていること」を忘れさせるイベントの実施が求められました。

 

また、当時40社の連合体の大輪会グループでしたので、企業の日ということで、40社の企業のイベントを併せて企画し、実施するために、連日企業周りをしたものです。

 

その甲斐があり、大輪会は大盛況のうちに終了し、その後も同窓会を毎年開催するなど、今なおその当時のチームワークが残っています。

 

残念ながら、亡くなった方もいらっしゃいますが、このイベントを通じてイベント業界だけではなく、実に様々な企業の皆さんと作り上げたこと、今も誇りに思いますし、

私にとってのイベント業界人生でも一際心に残る催事の一つです。

 

2025年には大阪・関西万博が開催されます。

賛否はありますが、やはり楽しみです。

 

コロナ禍で、人が集まることを良しとしない風潮が蔓延しましたが、

改めて、イベントの必要性、イベントの持っているパワー、人を笑顔にする、人の心に突き刺さるものがることも実感したに違いありません。

 

私にとってものカウントダウンのイベント業界人生において、どんな万博になるのか、非常に楽しみです。

 

昨日は、当時一緒に働いていた先輩と懐かしい話に盛り上がりました。

共有できる日々を過ごした、先輩・後輩・同僚たちと、また一杯飲みたいものです。

 

Thank you for ALL.

 

*写真は、キャラクターてんまくんの氷像パフォーマンスの作品です。

真夏の日に、氷像職人さんにその場で製作してもらいました。たくさんのテレビなどの取材を思い出します。