今もなお、熊本・大分の震災復興は遅々として進まず、いやまだ揺れが収まる気配がなさそうです。

東北もまだその傷跡が癒えていません。

弊社を立ち上げたのが1995年2月です。21年以上月日が経っていますが・・・・
忘れもしない1995年1月17日・阪神淡路大震災は、早朝に起きました。
”起こるはずのない” と思われていた神戸周辺は、大災害となり、多くの死傷者が出ました。

その後も、大きな地震が日本列島を揺らしています。
大きい揺れ、小さい揺れは別として、その地震が人々の生活を大きく変えることは間違いありません。
もはや、地震だけではなく、豪雨や暑さ、寒さなど自然と、
どう向き合うか真剣に考えざる得ない状況です。

そんな時、今から9年前に「防災士」の講習を受けました。
その当時、私は携帯電話を活用した「安否確認」システムのビジネスモデルを広めようとしていました。まだスマホなどが普及する前のガラケー時代の話です。
地震があった時に家族や社員、友人、知人等の安否を迅速に把握できるシステムです。
IT活用が声高く叫ばれていた時代です。

今でこそ、ITとの融合は様々な業種で行われています。
しかし、こと防災に関しては、まだまだその知識や経験が貧しいのが実情です。

「まさか」ここでは起きないだろう、
という安全神話が依然として人々の心の中にあるような気がします。
首都直下地震や南海トラフなど、もういつ起こっても不思議じゃないと言われていますが、心のどこかで、「まだまだ」と思っている、思いたいのが人情なのかもしれません。

今のこの状況で災害を防ぐことはできません、いかに災害による被害を減らすか「減災」に注力すべき時なのだと考えます。
いつどこで、起こるかわからない状況において、その心構えは重要です。
インフラの問題もありますが、まずは自分の身に起こった時に、
どのような行動・考え方をすべきなのか、その自分自身を守る「自助」の精神がとても大切なことです。
いざという時は、残念ながら日常的なことがあてにならないと考えるべきです。

創業したのが1995年阪神淡路大震災の起こった年ということもあり、そんな心構えを「防災士」として啓蒙していきたいと最近は強く考えます。

まずは、命を守るのは自分自身であることを・・・・

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株式会社ニューズさんの写真

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