教育実習が終わって、少し「先生」への未練を引きづりながらも、イベント業界のアルバイトスタッフをしながら、そのノウハウを吸収すべく、大学生活の残りを過ごしていました。
もちろん、就活もしました。
採用は無理だろうと承知で、大手の広告代理店や在阪のテレビ局の試験は受けました。
結果は言わずもがな、ですが・・・・
そんな時に、声をかけてもらったイベント会社が数社ありました。
当時は、この業界、採用試験なんか無い時代です。
アルバイトして気付いたら「名刺」が出来上がっていて、
「ここが君のデスク、明日からおいで・・・」みたいな感じです。
条件面など聞く間もないくらい、当時は、ブラックな業界でした。
業界的に成熟していなかったと言えるでしょう。
昨今の「働き方改革」なんて言っていたら、会社が持たない時代です。
徹夜は当たり前、会社で寝るのも当たり前、遅刻も当たり前、そんな時代です。
色々、悩みましたが、当時「社長入れても3人」のイベント会社に就職を決めました。
残念ながら、今はもうありませんが、1987年卒業後にお世話になりました。
とは言え、結局その会社には、2年弱しか居ませんでしたが・・・・
ただ、その当時の社長に教えていただいたのは、
「仕事を選ばなければ、石ころをひっくり返せば、その裏には仕事はいくらでもある」
今も、その言葉を思い出します。
事業主になればなおその言葉が重く感じられますし、
断るのは簡単だけども、断らない勇気を持つのは、もっと大変な気がします。
今も、縁があって来る仕事は、よっぽどのことがない限り、基本断らない主義です。
実際に就職先が決またあと、もう長い休みなど取れないことを覚悟してましたので、
就職前の1987年3月、卒業旅行に行くことになります。
そして、なぜか、「インド一人旅」それも初めての海外旅行です。
理由は思い出せません。当時バックパッカーが流行っていたのでしょうか・・・
タイ・バンコクでトランジットをして、コルカタ(カルカッタ)に入り、その後は17日後にニューデリーから出国することだけ決めて、泊まる場所も、行き先もすべて行き当たりばったりの、フリープラン。道先案内は「地球の歩き方」というガイドブックのみ、、、、

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