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23年前の1999年、ギリシャ・アテネ市内にあるローマ式のオデオンいわゆる屋外音楽堂・劇場であるヘロディス・アッティコス音楽堂で「ジャパンフェス」が行われ、私は舞台進行スタッフとして1週間近く、滞在。

 

日本からは、音響エンジニア、照明エンジニアそして舞台進行スタッフが現地のスタッフと打合せをしながら、準備を行います。

しかしながら、慣習の違いで、とにかく彼らの仕事の進め方が遅い。シエスタとか何とかで昼間は仕事をしない。昼寝時間だそう。

まぁ、日本であれば、2日で済む打合せと仕込みが倍以上の日程が必要となる。おかげで、休憩時間が増えて観光などができたのは良かった気がするけれど・・・・日本が働きすぎなのか。

 

イベントの内容は、日本から太鼓集団やダンサーグループなど、

日ごろ日本で活動しているアマチュアの団体が渡航費用を払って、世界の名だたる劇場で披露するというもの、お客さんはその国の日本に興味を持っている方々。

プロではないので、ある意味趣味に近いけれども、海外の方々にとっては、物珍しさも手伝ってそれなりに拍手を頂戴していた。

 

民間レベルの文化交流だけれども、このような催しがたくさんあれば、お互いに色々理解が深まる気がする。

 

新型コロナウイルスで、交流が難しい昨今だが、状況的には、世界がグローバルに繋がっていることが、このコロナ禍でハッキリしたのも確か。経済的にも、文化的にも、エネルギー問題など、一国で完結する時代ではなく、様々な国との交流が必要。

 

イベントは一過性のものだけれども、そこで生まれた交流は持続可能なものだし、そこから新しい価値が生まれるはず。

 

コロナによって、大きく変容した様々な価値観を、良い意味で前向きに捉える必要があるのだろう。

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1987年7月から44日間にわたって開催されたイベント。

東京大阪同時開催のテレビ局主催の大型イベント。

大阪はインテック大阪で、様々なパビリオンがあり、さながら小さな万博のようなものでした。

 

私は入社3ヶ月というのに、「メルヘンジャングルはれときどきぶた」というブース運営を任されました。

フジテレビ系列でオンエアされていた幼児・子供向け番組・ひらけ!ポンキッキで人気のあった「はれときどきぶた」という児童文学作品をエンタメ風のアトラクションにしたパビリオンブースです。

その他にも、ゲゲゲの鬼太郎館やラジコンカーにCCDカメラをつけたアトラクションなど、その時代としては、最先端の技術を取り入れたエンターテイメントイベントだったようです。

今も、テレビ局主催のイベントが数多く開催されていますが、その走りのイベントだった気がします。

 

運営スタッフ、出演者、テクニカルスタッフなど総勢100名以上の大所帯です。

 

 

このパビリオン、結構人気があって、連日行列ができるほど盛況。それはそれで嬉しいことですが、

その分、お客さんからの要望がたくさんスタッフに入ってきます。

「待ち時間が長い」「整理券などの対応はできないのか」「暑い」「座りたい」など

子供向けのパビリオンのため、ベビーカーの置き場をどうするか、アトラクションコーナーでの事故防止に必要以上の目配りが必要、家族連れのため、迷子にならないように誘導しなければならない、などなど。人気パビリオンだからこその苦労があった気がします。

しかしながら、我々にとっては44日分の1日ですが、お客さんにとっては、たった一度の体験になります。なんとか、その要望に応えるべく、スタッフと知恵を働かせたものです。

本当に、様々なトラブルが起きましたが、今の私の原点を学んだイベントの一つではあります。

 

その中でも、重要なのがクレーム対応です。

対応の仕方を間違えると、ちょっと大変です。

主催者サイドも大変ですが、お客さんの思い出も嫌なものになってしまいます。

しかしながら、そこをうまくすることで、お互いに納得できるものになることも確かです。

 

全ての場面に当てはまるかどうかわかりませんが、概ね下記のような対応は最低限必要です。

 

1ークレーム相手の話を中断することなく最後まで親身になって聞く。

2ーその場での議論は絶対に避ける。

3ー明確に解答できない問題は、担当責任者が対応、それでも難しい場合は主催者が対応。

 

いずれにしても、クレームが発生したときは、冷静な判断と対応が必要です。

 

人がたくさん集まるイベントにおいて、その世界はある種、異空間であり夢の世界、ちょっとテンションが上がっていることも確かです。

みんなが笑顔で過ごせる環境づくりを心がけたいものです。

 

1987年、バブル日本が全盛期時代のイベントの一コマでした。

 

少しご無沙汰です。

一向に、新型コロナも終息する気配はなく、

欧州方面では今なお戦闘が続いている。

国内においても、遊覧船事故やなんか悲しい、やるせないニュースばかりで、

春の陽気に浮かれるわけにもいかず、・・・

 

ここ2年余りの間に、生活様式も変わって来たように感じます。

 

イベント業界も以前のようにとはいかないですし、制約が緩和されているとはいえ、

まだまだ、マスク着用の中、自由に声援をおくったり、大声を出すことはできない。

なんか、もやもや感は否めない。

 

気を変えようと、部屋の整理などをしていると、社会人になって初めてやった仕事の写真とチラシが出て来ました。

 

オールディーズのミュージカルです。

アメリカはダラスから招聘された21名のアメリカの出演者やスタッフと1ヶ月余り過ごしたイベントです。アメリカ人のステージマネージャーのアシスタントとして、ミュージカルを陰から支えさせていただきました。

本番後、皆で飲んで踊って騒いだことを思い出します。

あれから35年、確実に私のイベント人生での大きな仕事の一つであったと思います。

 

 

 

春、まさしくスタートの季節。
夢や希望を抱いて、新たな生活の第一歩を踏み出す季節です。
桜がそんな季節を祝うように、満開に花を咲かせます。
しかしここ2年は、新型コロナウイルス感染症が、そんな春を忘れさせるくらい猛威を振るい、平凡な日常を奪い続けています。
近畿大学の入学式の演出・制作に携わって早9年。
今年度も、無事終えることができました。
私の春はこの入学式が無事終えてから来ます。
晩秋から、何度も協議を重ね、どうすれば、新入生に大きなおめでとうを伝えることができるか、それを考え続けます。
制作側と新入生の想いをどう近づけて感じるか・・・・・
ましてや高校生活のほとんどをコロナ禍で過ごした彼ら、彼女らにこれからの夢や希望を具体的にイメージさせるにはどうすればいいか、、、、
大学生活、一番最初のイベントでそんな想いを抱かせることができたら、ひとまず成功かな、と思います。
世界が不穏な中、若者には時間があります。是非、これからの生活を充実したものにして欲しいものです。特に大学4年間はある意味、いろんなチャレンジができる時期だと思います。

 

あれよあれよと言う間に3月も終わり、4月の声が聞こえてきます。
新型コロナウィルスにも慣れてしまったのか、感染者数に右往左往することも少なくなりました。一方、ウクライナ・ロシアの戦禍も既に1ヶ月。
遠い欧州のことと思うなかれ、いつ我が国もそのようなことに巻き込まれるかわかりません。
なぜか、人間の横柄さ、横暴さ、身勝手さをコロナ禍と戦禍が炙り出しているような気がします。
平凡さがどれほど尊く、大事なのかを2年余のコロナ禍でわかったはずなのに、、武器を持って、人の命を奪い合う。
また、そんな人間社会に警鐘を鳴らすように、自然災害が起こっています。月日の経過とともに、人は老いていきます。自然の摂理です。
我が息子・娘や孫たちの未来社会を考えると、不安が拭えません。
一体、我々は何ができるのだろうか・・・・・
最近、30年近く前にお世話になった方や高校時代の友人から連絡をもらう。出会いは出会うべき時に訪れると言うけれど、今まで、何人の人たちに出会い、お世話になったろう。
一期一会、2度と会いまみえることにない人も沢山いるだろう。
それでも、季節は巡り、春になり桜が咲き、そして散る。
・・・夏が来て、秋が街を色づかせ、冬が訪れる。 自然の摂理に反抗はできない・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年(令和4年)も既に1月も終わりに近づきつつあります。

 

一方、新型コロナ感染症は、新たなオミクロン株が猛威をふるって

今まで以上に感染者数が急拡大しています。

重症化しにくいと言われていますが、そうは言っても後遺症など、やはり心配のタネは尽きません。

専門家含めて、いろんな方々が、様々な観点からご意見を言っているけれども、果たして何が正しいのか、明確にはわかりません。

 

2020年1月頃から騒ぎ出して丸2年、わかったこと、わからないこと、どうすればいいのか・・・・・・残念ながら、今もなお不明な状態は変わりません。

 

我々がいかに、未来に対して無力であるかを突き付けられた気がします。

 

イベントを生業にしている弊社は、モロに影響がありましたが、そのことにより、別の方法・手段でのイベントの在り方が考察されています。リモート・オンラインでの配信、インタラクティブな形での参加性など・・・・・

会場が無観客でもできることを模索している事実。

最近、やっと観客を入れて徐々に満席を目指していたところでの、

感染拡大。一体この先どうなるのでしょうか・・・

 

平凡なことがいかに大切かを、このコロナ禍で嫌というほど知らされた気がします。

しかしながら、時は止まりません。時を戻すこともできません。

未来に対して無力な我々が抵抗できるとしたら、「今」をどう過ごすか、、、

そこに、答えがあるのでしょう。

 

弊社も2月から、28年目に入ります。

 

思えば、いつも「今」を必死にやってきた結果が28年という歳月になった気がします。様々な人たちに助けていただきながら、今なおイベント業界で過ごさせて頂いてることを思うと、感慨深いものがあります。

 

しかしながら、まだまだ青二才、為すべきことはたくさんあります。

1年に一度、初心忘れるべからず、「今」を必死に前向きに進んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Withコロナの実質3年目が始まりました。

2022年・令和4年です。

 

弊社も、本日から仕事始め、・・・

と言っても、初日は「頂いた年賀状」を見せていただくことが、初仕事です。

 

昨今は、SNSやメールでもいただくことが多くなりましたが、年賀状はその会社やその人のセンスが、垣間見えてそれなりに、

楽しんでいます。それはともあれ、年1回の年賀ハガキで、先方の元気な便りに安心したり、ほっとしたり、とりわけここ2年間のコロナ禍で、いろいろ大変な思いをされていることは想像に難くないですし、なんとか乗り切って欲しいと思ったりします。

 

年始には、それなりに「今年のテーマは?」を考えます。そのうち忙しくなり、テーマすら忘れてしまいますが・・・

まぁ、年始ぐらいはそんな想いに浸ってもいいかなと思っております。

 

 

 

それなりの歳になって来ると、この業界のいく末を考えます。

38年間この業界で過ごしてきた、その中で学んだり経験したことなどを後輩たちに伝達する責務があるのではないか、最近そんなことをよく考えます。しかしその経験を実体験できる機会が減ってきている。成果主義が価値観の大きな要素になってきているので、経験の少ない若手に任せることができない。

我々が、20代で経験したこと、特に舞台関連の仕事を任せられない。

 

「がなりマイク」を握って、テクニカルスタッフをまとめあげ、演者に的確に指示をしながら、気持ちよく演じてもらう。

その一方、主催者の思いを表現していく、それらを一瞬一瞬、決断しながら、推進していく。

イベントにおける舞台演出・舞台監督のポジションが、危機に瀕している気がします。

 

 

後進の育成がある意味今年のテーマかもしれないな、なんて年賀ハガキを見ながら考えています。

そう思いつつ、「まだまだ現役でやったるで」を意気込む自分もいます。

 

そう、まだまだ進化しなければいけないと思っています。

 

皆さんに、役立つならばまだまだ今年も素敵な舞台を創造していきます。

 

2022年もよろしくお願いいたします

昨今「コロナ禍」が、通常の生活と思っている・・・
2年という月日がそれを日常にしているような錯覚にする。
いや、錯覚ではなく、これからの日常が「今」なのだろう・・・・
不自由な制約の中、できることを精一杯やってきた。
ことのほか、イベント業界における制約は未だ厳しいと言わざる得ない。
“たくさん集まらない”“声を出さない”“人と人の間を一定空けること”などなど
そんな中でもできうる限りの対策を講じながら、イベントを成立させようとしている。
制作者も、演者も、そして観客も・・・・・
三位一体でのイベントづくり。
そんな状況下だからこそ、ライブでのイベントが希求される。
リモートやオンラインなど、コロナ禍だからこそ成立したビジネスモデルは、
その限界を露わにし、振り戻しよろしく生イベントの良さを改めて実感している。
極論すれば、生ライブに飢えている。コンサートしかり、漫才・演芸しかり、展示会、講演会、その他イベントであることで成り立ってきたビジネスが、元に戻りつつある。
そう考えると、コロナ禍の2年の歳月は無駄じゃなかった気がする。
何事も、マイナスがあれば、プラスがあり、そして何かが生まれ、滅んでいく。
結局、人に求められるものは生まれ育ち、残り続けるけれども、
人に求められないものは、廃れ、失われていく。
栄枯盛衰は世の常といえよう。
2022年はどんな一年になるのだろう。
楽しみであることに変わりはない、世の中がどのように変化しようが、どのようになろうが、
自分自身の立ち位置を見極めることができていれば怖くない、ということをコロナ禍で学んだ気がする。
求められれば、全力で、立ち向かい。100点以上を目指すのみ。
2021年はそれを実感した年であり、今後それをどう活かしていくか、自分自身のミッションである。

2021年も師走になり、残り半月です。

歳とともに、月日が早く過ぎるのはなんでだろう・・・と同世代の友人と話をすることが多くなりました。

また、この時期には喪中ハガキもたくさん届きます。

親戚、親御さん、どうしても、高齢化社会と共に、同世代の人々の周りにお亡くなりになる方も、増えてきた気がします。

私の親父も、9月に逝ってしまいました。コロナ禍という状況にため、入院中は見舞いにも行けず、寂しい思いをさせた気がします。その分、これから心の中で供養したいと思います。

 

ともあれ、日本において、やっと新型コロナ感染症も、オミクロン株の状況がわかりませんが、落ち着きつつあります。

 

イベント業界も、感染症対策を講じながら徐々にコロナ前のように、戻りつつあります。

とは言いながら、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保、換気の徹底などと共に、

大きな声での声援などは制約されているのが実情です。

当然、コロナ前と一緒というわけには行きませんし、その分、手間暇がかかるのも仕方がありません。

リアルイベントに、プラスαでオンライン配信など新しいイベントの形が常識になりつつあります。

 

そう考えると、様々な業界において、良いか悪いかは、歴史が判断すると思いますが、コロナ禍がある意味、社会の常識を変容させ、新たな常識を生み出したと言えるでしょう。

ある意味「変革」には痛みが伴いますが、コロナ禍で否応なく、新たな常識が定着しつつあります。

 

 

そんな状況下、「イベント」も変容しながら復活しつつあります。

一時は、オンラインに取って代わるように言われたこともありますが、やはりそのだけでは物足りない

が実感です。

演者も、観客も、同じ空間・同じ時間、臨場感を共有するリアルイベントに渇望してたんだと思います。

この2年間の歳月が、改めて「臨場感のあるイベントの良さ」に気づかさせてくれたのではないかと思います。

声援はできないけれど、その分大きな拍手が響き渡ります。演者も100%以上のパフォーマンスを出そうとしてくれます。一体感を感じる瞬間です。これはオンラインイベントでは絶対に味わえない醍醐味です。

それは、「心震えるような感動」です。それを共有できる限りイベントは不滅だと思います。

 

我々はそんな「心震えるようなイベント」を企画制作し、届ける努力をし続けたいと改めて思います。

 

 

当初は予定に無かったけれど、関わったイベントがこうして喜んでいただけるとは、非常に嬉しいし、イベント屋冥利に尽きます。
是非、ご覧いただければ、幸いです。
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開会式から1ヶ月経ちましたが、この間、県民の方々から「もう一度見たい」、
全国の方々から「全編を見たい」等々、嬉しいお声を頂いておりました。
 この度、皆様のリクエストにお応えすべく、期間限定で『アンコール配信』を
実施することとなりましたので、ご案内致します。
■開会式『アンコール配信』
【期間】R3.12.3(金)~R4.1.4(火) *1ヶ月のみの期間限定配信
【主体】第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭和歌山県実行委員会
【媒体】紀の国わかやま文化祭2021公式ホームページ
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38年近く、イベント業界で仕事として色々なことをさせて頂いています。
博覧会でのパビリオン運営、アワードイベントの演出・進行、展示会のブースの企画など
実に様々なイベントに携わらせて頂いてきましたし、これからも携わっていくことでしょう。
しかしながら、イベントの悲しい性は仮設であり、期間限定であり、プロジェクトチームも有限であるということです。
一定期間の「夢のチーム」は解散し、また別のチームへと別れゆくのです。
一つの目的のために、演者はもちろん裏方のテクニカルスタッフ、制作スタッフ、多岐にわたって組織されたチームも
目的を果たした後は、解散です。
1日だけであったり、1週間であったり、期間の長短はありますが、イベントは必ず終わります。
そういう意味においては、「1度きりの舞台」と言えるかもしれません。
同じスタッフで、同じ演者で、とはならないのがイベントです。
だからこそ、その一度きりに必死になるのかもしれません。
最近は、映像配信などで、イベントそのものがアーカイブとして残ることが普通になりました。
終わった後も、映像で振り返ることができます。
ありがたいことです。
でも・・・・・・
やはり、現場の息遣いやノイズ、空気感など「生の舞台」でしか味わえないものがあります。
「1度きりの舞台」だからこそ、心に刻み込めるような印象深い舞台にしなければなりません。
そんな思いを持って創る。
イベント屋冥利に尽きるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報解禁になりましたので、宣伝です。

 

1年以上に渡って、準備・推進してきた本イベントが、

NHK総合にて全国放送されます。

 

■放送の概要

【日時】11/23(火・祝) 10:05~11:05

【ch】NHK総合

【番組】紀の国わかやま文化祭2021/国文祭・芸文祭みやざき2020

*同年開催の宮崎県と和歌山県で、30分ずつダイジェスト放送

*和歌山の開会式は、前半に放送予定

 

和歌山県HPの「知事からのメッセージ」ページが、更新されました。

こちらも合わせて、ご覧いただけると幸いです。

 

『よみがえりの地でのよみがえりの文化祭』

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20211115.html

 

 

 

昭和61(1986)年度の第1回大会から当時の浩宮殿下に御臨席いただいて以来,皇太子殿下になられた後も御臨席いただき,令和元(2019)年度から天皇皇后両陛下御臨席の下,文化庁,開催都道府県,開催市町村及び文化団体等の共催により開催されています。(出典:文化庁HP)

 

和歌山県域では、10月30日(土)に生放送されましたが、今回のオンエアはそのダイジェスト版となります。

*今年度は新型コロナで延期されていた宮崎大会との2県開催です。

 

新型コロナ禍の中、非常に難しい時期での推進事業でしたが出演者・スタッフの熱い情熱のおかげで無事に開催されました。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺がある。

稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人格者ほど謙虚であるという例えですね。

人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということを表しています。

 

「最近の若いものは・・・」というのは、昔からの年寄りの口癖のようですが、 その実、その年寄りの若かりし頃、そう言われていたのでしょう・・・・ 最近の電車の乗り降りなどを見ていると、「最近の年寄りは・・・」と愚痴りたくなるくらい、 節操がないように感じます。

思えば、この業界でご飯を食べさせていただき、38年ほどの歳月が過ぎました。昭和の終わりから、平成・令和とバブル全盛期から、バブル崩壊、震災・豪雨などの自然災害、果ては新型コロナウイルス感染症という見えない敵との闘い。 人間が支配しているという傲慢さにしっぺ返しするような、様々な出来事。 そんな中、歳を重ね暮らしています。

我々も、仕事の上で、平均年齢が高くなってきたのは、それだけ歳を取っても働けるということなのでしょう・・ しかしながら、だからと言って、若者より偉いわけではなく、経験値が少しあるくらいで思っていた方がいい。

若者も、年寄りも、互いに尊重し合いながらお互い補完しつつ働けると、より良いものができる気がします。

 

一つの仕事をやり終えた後ほど、そんな想いを感じざる得ないですね。

 

 

いつも、いつの時代も、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」精神を忘れずにいたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1ヶ月半ぶりの投稿になります。

なんとか、生きております。

というか、アッという間に月日が過ぎていたというのが、本当の所です。

 

ご存知のように、コロナ禍の中、イベント業界は、試練を余儀なくされている業種の一つです。やっと第5波がおさまりつつある現在、イベントの世界も微かな光が射してきたようです。

しかしながら、まだまだコロナ前の状況とはならず、ソーシャルディスタンスを守りつつ、手指消毒、マスク着用、検温などは当然ですし、声を出さずに応援、拍手のみ、というように今もなお、制限が緩むことはありません。

 

そんな中、1年以上に渡って事業推進してきたプロジェクトが無事完結しました。

1年や2年、長期に準備を要するイベントは別に珍しくありません。

しかし、今回はコロナ禍という、異例な状況の中での推進事業です。

最近でこそ、コロナ感染人数が減ってきましたが、オリンピック開催前後は、全国的に未曾有の増加となり、いつ「イベント中止」の決定がなされても仕方ない、そんな状況下でした。

 

そんな状況下においても、本番に向けて、出演者の練習をしなくてはならず、コロナだけではなく、熱中症などにも配慮が必要です。その他台風による豪雨や怪我など様々なトラブルに対処しながらの推進事業です。

 

しかしながら、時間は待ってくれません。月日は確実に本番に向かってきます。

 

イベントは、準備が90%本番が10%だと考えています。

準備がどこまで、仕上がるかで、100%に近づくかどうかが決まります。

後の10%は人間ではどうしようもない状況です、荒天になったり、出演者が急に出演できなくなったり、交通機関にトラブルがあって遅刻したり・・・

我々ではどうしようもない事態が起こった時の状態と言えます。

そう考えると、準備で100%以上の状態に持っていくことが、本当のところでしょう。

 

今回は、そんな状況においても、無事100%の力を出しきれたのは、裏方チームの結束と言えるのではないか、と考えます。

当然推進事業の推移の中で、情報共有もできましたが、「想い」の共有が一番だった気がします。それは言い換えれば「情熱」の共有です。

絶対成功させる、絶対良いものにするという気持ちです。

こんな状況下だからこそ、そんな「想い」が様々な困難を乗り越えさせたのかもしれません。

 

私自身、また、新たな扉が開いた気がします。そんなエポックメイキングなイベント推進事業だった気がします。

私的事情で、否応なく在宅ワークを余儀なくされたので、

書斎の環境を整えた。

 

もともと、自宅で仕事するような設えだったので、それほど苦労はなかったが、

会社の古い壊れかけのMacと、持ち運びのMacbook Airとipadとwifi設定で最低限の仕事ができる環境にした。

 

メールのチェック、書類の作成、などなど、デスクワークには殆ど支障はない。

WEB会議もバッチリだ。

 

ただ、悲しいかな、やはり書類をプリントアウトすることがままあり、その際のプリンターがインクジェットなのは、なかなか大変だ。

数十ページ、いや3桁の書類もあったりでそんな時は、会社でプリントアウトして郵送してもらう、、、、

 

ペーパレスは世の流れとはわかりつつ、書類に直に色々記入しながらチェックすることも、大切な行程の一つ。

 

テレワークがますます推奨される世の中において、ハイブリッド的な環境を整えるのも、重要なことの一つである。

 

しかしながら、やはりできる人は、テレワークであろうが、リアルであろうが、モノが違う。

スピード感や、レスポンスや、納得性・説得性、深く複雑な案件を、シンプルに容易に伝えるコミュニケーション力、、、

そんなできる人たちと、仕事することは、自分にとって非常に有益である、と思う。

 

環境も大事、それよりも人の力が、すべてを引き上げる。