Monthly Archives: 5月 2021

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東京オリンピック・パラリンピックに向けて、いよいよカウントダウン。

2ヶ月を切った中、その開催の是非が、日々ニュースを賑わしている。

とりわけ、IOC幹部の発言に「?」や「怒り」を感じざる得ない。

 

イベント業務に携わっている立場として、「五輪」「万博」はイベント従事者にとっては、

アスリートと同様に、「夢のひとつ」であることは間違いない。

どのように関わるかは、色々あるけれども自分がイベント業に関わっている限り、そう思う。

 

しかしながら、「コロナという見えない疫病」との闘いが今なお続いている状況の中、

「安心安全な大会」が本当に開催されるのか・・・・・

大手新聞社もオリンピックのスポンサーであることを考えると、真実の報道がなされているのか、

本当のところ、感染者は、変異株は、医療状況は・・・・・SNSなどから伝わる情報と、そこからの情報の差異はなんだろう・・・・

 

1年前を思い出すと、やっと1回目の緊急事態宣言が解除されたタイミングで、これで、「コロナ」は収束に向かうのかも・・・と淡い期待を抱いていたもので、イベントも再開されるだろう、などと前向きになれたものだが、実際は、1年後の今なお緊急事態宣言中という状態。

医療崩壊が言われて、「死の選別」ということすら現実味を帯びている。

一体、この1年間、なにをどうしてきたんだろうか・・・・

3密回避、自粛生活、マスク着用、できることを習慣化しつつも、一向に改善されない感染者数。

 

 

そんなことを考えながら、「東京オリンピック・パラリンピック」へのカウントダウンは確実に刻まれていく。直接オリンピックに関わっていないので、なんとも言えないが、ボランティア含めて、裏方スタッフの安全安心は担保されているのか、各国のメディアの行動制限はどうなっているのか・・・・・

どう考えても、「バブル方式」に穴だらけだと思うのは私だけだろうか・・・・

 

このまま、突っ走って事故が起って手遅れになる前に、

ブレーキを踏んで、最後の点検をすべきでは、・・・・

 

 

新型コロナウイルス感染症が、世界を席巻し始めてかれこれ1年4ヶ月余、日本では世界のそれと比べて

よく押さえ込んでると言われても、これだけ自粛生活を強いられるとホンマにいつまでこれ続くねん、と言いたくなります。

 

我々のイベント業界も青息吐息状態です。

イベントといっても様々なので一概には言えないですが、楽じゃ無いことは確かです。

弊社で言うと、プロモーションイベントの企画制作なので、入学式やプレス発表など、不要不急ではなく、

必要な時に開催せなあかんイベントと言えるモノなので、オンラインなど工夫を凝らしながら開催・実施します。

そういう意味においては形を変えながらも、仕事として成り立つイベントかもしれません。

 

エンターテイメントに限っては、感染症対策を施しながらと言えども、キャパの50%とかになると、採算が合わない、事業として・興行として成り立ちにくい、開催したくてもできないかもしれません。オンラインなどを併用しながら、なんとか開催しているものもありますが、苦しい台所事情は変わりないと思います。

 

しかしながら、あらためて「舞台」「芸術」「文化」が人々にもたらす、感動や勇気を忘れてはいけないと思います。

 

全世界の人々に与えられた「新型コロナウイルス感染症」という未知の闘いに、人間がどう立ち向かうのか、問われています。この疫病がもたらす分断の思想、正しい道がひとつじゃ無い時、人はどの道を選ぶのか、が問われています。様々な業種が直撃されている中、「ゼロコロナ」を目指す道、「ウイズコロナ」を目指す道。経済と医療、すべて簡単に割り切れないそれぞれの道の選択。

 

 

我々一人一人が、今守るべきことは

体の健康は言わずもがな、心の栄養バランスをしっかり保って、この危機を乗り越えていくことです。

この環境でできることを、今一度見つめ直して、「今だからできること」を見つけることがこの状態を抜け出すヒントだと思います。