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プランニング-7 「フィニッシュワーク」

基本「企画書」の全体像ができると、ネガティブチェックをおこないます、第3者に、誤字脱字、言い回しのおかしい所などを、細かく添削してもらう。

最終的なデザイン処理も、細かく行なっていきます。

あとは、製本・・・・ある程度の見栄えも必要ですね。

プランニング竏窒U 「ディティールを詰める」

コンセプト、アイデアなどをプランの幹とするならば、それを具体化することは、枝をつけてことに近いかもしれません。

場所の選定、曜日、時間、手法、スタッフの役割と人数、実施内容の具現化などなど、実に細かく全体像を描いていきます。

そして、そんな時に一番必要なのが、情報収集です。
新しい情報をネットや書籍、発行されている刊行物などを駆使し、情報を集めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

それらの情報を分析しつつ、
当然実施可能な内容を詰めていきます。

雨の場合は、お客さんが来過ぎた時の対応、など、そのイベント・キャンペーンなどの内容によって、詰めるべきことは、変わっていきますが、
どれだけ、いろんなシーンを想定し対処方法を考えておくか・・・・ここは、経験値が大きいかもしれません。

ディティールを詰める作業は結構時間がかかる作業です。
当然、ここでも「アイデアの糠漬け戦略」「アイデアの紐付け戦略」を活用することは当然です。。。。。
ただ、あまり時間をかけるわけにはいかないので、そこが勝負になってきますが・・・・

プランニング竏窒T 「アイデアの紐付け戦略」

ネタが見つかると、それを様々なモノやコトに紐付けしていく、

懐中電灯+ラジオ=防災グッズ

単体でも商品価値はあるけれども、何か異なものとくっつけることで、新しい価値が生まれることがありますね。

アイデアも一緒で、ネタに何かを加えて考えると、案外斬新なアイデアに変化してたりします。

違うモノをくっつけたり、差し引いたり、掛け合わせたり・・・・・

煮詰まった時にやる「アイデアの紐付け戦略」を1度試してみてください。

プランニング竏窒S 「アイデアの糠漬け戦略」

「ロケハン」後ある程度、ページネーションにそって、集中して企画書を創っていきます。多少粗いけれども、一気に最後まで仕上げていきます。

そこで、一旦その企画を寝かせます。正確に言うと、プランニングのことを、すっかり忘れて、頭を空っぽにしてしまう。
弛緩させる・・・・・・

で、

少し、タウンウォッチングします。
弛緩した頭で、街中を散策する、

もしくは、全く違うことを考えたり、人に会いにいったり・・・・

そうすると、不思議とアイデアになるような、ネタが見つかります。

そして、粗粗の企画書に再度向かい合います。

少しずつ鮮度をあげていきます。

私は、これを

「アイデアの糠漬け戦略」と呼んでいます。

集中と弛緩は、まるで、糠の野菜を毎日、かき混ぜたり、寝かしたりして、
アイデアを発酵させる為の必要な時間なのです。

ので、

日頃からアイデアになるようなネタをストックしておかないといけません。

プランニング竏窒R

ブレスト、コンセプト設定など、と同時に大切なことは、

「ロケハン」実際に開催される(と想定される)場所を調査しにいくことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図面や地図だけでは、わからない、感じない、広さやイメージ、準備に関わる導線、搬入口、客席、ロビーの広さ、などなど、

どんなイベントやキャンペーンでも、「ロケハン」はとても重要なことです。
ロケハンしながら、企画書に落とし込むべきことを想定していく。

単なる、机上の空論を書くわけにはいきません。

現場主義は、今も変わりません。

プランニング竏窒Q

コンセプト設定

 

 

 

 

 

 

ブレストで様々な視点での意見が出た次に必要なのは、
コンセプト設定です。
プランニングする際の一番のキモになるものです。
会社でいうところの「理念」とでいいましょうか・・・
原点ですね。

ここをしっかり固めないと、後々、ディティールを詰めていく際に、迷ったり、躓いたり、打ち当たったり・・・どこへ向かっているかわからなくなります。

逆に言うとコンセプトがしっかり決まると、そこから様々なアイデアが涌き出していきます。
方向性が定まると、ゲストなどの出し物や施工装飾、グラフィックデザイン、音響効果、照明演出、映像の内容など・・・・
一貫した企画になっていきます。

様々なセクションをまとめていくには、この「コンセプト」が非常に重要になってきます。

プランニング竏窒P
企画する・・・・我々の仕事のスタート地点です。

 

 

 

 

 

 

 

昨今はほとんど、コンペ(競合)ですが、
オリエンテーションがあり、「課題・目的 など」が示されます。そのオリエンを受けて、競合他社に勝つ為の、企画をするために、まずは、ブレスト。

ブレーンストーミングとは、
集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。

ブレストの4原則は、(Wikipediaより)

1:判断・結論を出さない(結論厳禁)
自由なアイデア抽出を制限するような、判断・結論は慎む。判断・結論は、ブレインストーミングの次の段階にゆずる。ただし可能性を広く抽出するための質問や意見ならば、その場で自由にぶつけ合う。たとえば「予算が足りない」と否定するのはこの段階では正しくないが、「予算が足りないがどう対応するのか」と可能性を広げる発言は歓迎される。

2:粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する。新規性のある発明はたいてい最初は笑いものにされる事が多く、そういった提案こそを重視すること。

3:量を重視する(質より量)
様々な角度から、多くのアイデアを出す。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する。

4:アイディアを結合し発展させる(結合改善)
別々のアイデアをくっつけたり一部を変化させたりすることで、新たなアイデアを生み出していく。他人の意見に便乗することが推奨される。

そして、ブレストで出た、アイデアや課題などを、少しずつ、詰めていきます・・・(続)

モチベーションとは、
「やる気を起こさせる内的な心の動き。」

モチベーションが上がる、高まる、下がる、落ちる・・・と様々なシーンで使われます。

特に会社におけるモチベーションは、売り上げにも直結しますので、経営者はどのように、社員の人たちのモチベーションをあげるか、に頭を悩ましていますね。
給料があがれば当然モチベーションが上がりますが、毎月は無理。休みも同様ですね。大きな会社でも小さい会社でも、なかなかそのバランスが難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

我々は、そんな時に色々アイデアを出して、モチベーションをアップさせながら、売上げも上がり、最終的には給料も上がるような、施策を提案します。

ある、住宅メーカーは年2回、販売会社の優秀な販売員を有名ホテルの宴会場で表彰します。全国から集まった優秀営業マンは、そのスポットライトのステージで大きな拍手に包まれます。順位も発表されます。賞金や副賞が贈呈されます。
1位の方は、それを死守しようとしますし、2位以下の方々は絶対、次は1位をと・・・・・・

表彰式の後は、宴会場でパーティです。有名なタレントがゲストで出演したり、演奏会があったりと・・・・・至れり尽くせりです。

半年に一回、その表彰式の舞台に立つことを、モチベーション維持に頑張っている一例です。

まだまだ、社内モチベーションをあげる方策は様々な形で可能です。
人材教育の一面として、モチベーション施策を取り入れることも、大切な経営戦略です。

Sales Promotionセールスプロモーション、日本語では「販売促進」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新製品の認知促進や、季節による販促(冬前に、風邪薬など)、商業施設への集客キャンペーン、観光キャンペーン、展示会への出展など・・・・・
その手法は多岐にわたります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターゲットによってもその手法は変わってきますね。

広告宣伝は、テレビCM、ラジオCM、雑誌広告、新聞広告、昨今はインターネット広告の売り上げがアップしてます。
その他、屋外広告、駅貼り・車内広告など・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 
人が集まる所、人が目にする所、様々な媒体を活用して、認知度をあげ、製品購入を促します。

そして、昨今は予算のある大企業だけじゃなく、小さな企業でも効果的な販売促進活動が可能になってきています、Webをどのように、メディアミックスさせて、販促に活用するか・・・・

ITとアナログの融合化によって、小さな企業も大企業を凌駕することが、可能です。

自分のやっている仕事を一言で表しなさい、と言われていつも戸惑ってしまいます。

「イベント関係のしごとです。」「販売促進のお手伝いです。」「タレントもブッキングします。」「表彰式を演出します。」
「展示会の出展のプロデュースします。」「映像制作します。」「SNSのプロモーションのお手伝いします。」等々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すべて、今までやらせていただいたカテゴリーです。

ただ、じゃあ具体的にはどんなことしてんの?って一般の方々から、問われますので、少しずつ、この機会に説明させていただこうと、思います。

そして、昨今の願いは大企業ではなく、中小零細(個人経営含む)で頑張っている企業さん・個人経営さんの応援をできないか、を考えています。
所謂、販促費が沢山無いけれども、素敵な製品を作っている、またサービスを提供している、企業さんをサポートできないだろうか・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30年近くこの業界でお世話になっている限り、そろそろそんな視点でお返しできないものだろうか・・・・・

small businessが、大きなうねりを作れる時代という気がしています。
最初は、小さくても、やがて大きく!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*写真は、京セラドーム大阪の5万人のコンベンション

 

11日間限定営業の「ORAキッズ★ワンダーレストラン」が昨日、無事閉店。ORA(大阪外食産業協会)の会員の企業さまが、子ども達に「調理・接客・マナー」などを教えるレストランを開店・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

1年ほど前から、このプロジェクトに参加。調理を教えて頂く企業さん、マナーを教えて頂く企業さん。そして調理や食材・料理器具のスタンバイスタッフ。

厨房で、下拵えを準備するフードコーディネーターの先生、スタッフ。

運営では、お客様の誘導案内、そして整理券などの受付業務。

本番での司会進行役のお姉さん・・・・・・

 

 

 

 

 

 

実に様々な役目を実に様々な立場の方々と一緒に業務をこなさないといけない・・・・・

マニュアルで説明はしても、現場に来ないとなかなか真意は掴めない。

ましてや、普段はレストラン経営や調理をされている、いわばボランティアスタッフの方々です。

我々の役目は、まずそのスタッフさんへのレクチャーから始まります。インナーレクチャーですね。全体ミーティングをしつつ、分科会で詳細をつめていく。問題点があれば随時修正していく。朝礼では、「手洗い音頭」を最初は照れながら、踊ってましたが、日々、それが子ども達への笑顔の第一歩になるように、本当に楽しんで、踊って・・・・・・

 

 

 

 

 

 

お客様を迎えながら、スタッフの方々と一緒に作っていく。。。。。。

今回はスタッフ全員が「子ども達に、笑顔で帰ってもらおう」の掛け声のもと、本当に一致団結してそれぞれの業務について頂きました。

おかげさまで、食博のプログラムの中でもとても人気のあるものになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な立場のスタッフの方々が一致団結した結果がそのような評価を頂いた気がします。

昨今、このような長丁場のイベントが少なくなってますが、参加した子ども達だけではなく、参加したスタッフの方々の心の中にも残る印象的なイベントになったと思います。

子ども達に贈る「金メダル」をスタッフの皆さんにも贈りたい・・・

そんな宝物になるイベントになりました。

 

4年に一度開催される「食博覧会」が明後日開幕します。

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社も、12年前の食博の御堂筋パレードのフロート企画運営から、携わっています。

インテックス大阪全館を使ったイベントということで、関西では多くのお客様が来場されます。さすが食い倒れ大阪ということで、面目躍如ですね・・・・・・

粉もんだけではなく、関西の名だたる名店、各県の美味しいもん・・・・企業ブースなど、実に様々な切り口での食の文化を堪能できます。

今回は、3号館で実施される、「キッズ★ワンダーレストラン」の運営進行をお手伝いしています。

 

 

 

 

 

 

子ども達に、レストランでの接客体験、調理体験、そして食事マナーなどを実際に外食産業の現場の方々から教えて頂き、食、お店などに興味を持って頂く、貴重な体験イベントです。是非たくさんの子ども達に参加してほしいものです。

11日間という長丁場の現場ですが、最近はなかなかこのようなイベントもありません。そういう意味においては、我々だけではなく、一緒に働く司会者、スタッフとともに、思い出に残るイベントにしたいものです。

 

 

 

花博が終わって、代理店の方々との信頼関係も厚くなり、その後は、某シャッターメーカーの展示会の企画、工場の竣工記念式典、本社竣工記念や、某自動車メーカーのショールーム開設企画、など・・・・・会社としては、順調に仕事をこなす日々が続いていました。

が、

世間はそうではありませんでした、博覧会ブームも去り、バブル崩壊で、どの業界も迷走し始めていました。

我々の業界も、ご多分に漏れず、徐々に仕事が減少していきます。そうすると、どうなるか・・・・やはり仕事の取り合いになります。企画力だけではなく、予算も下がります。余裕がなくなってきます。

博覧会が開催されると、雨後の筍のごとく、小さな会社ができますが、博覧会が終わると、バブルが弾けるようにそんな会社も雲散霧消していきます。逆に言うと、業界的に会社を作りやすく、また無くしやすいと言えるかもしれません。

ある意味個人でもできる業界でもあります。

また、その頃は一般的にインターネット普及前夜のような状況でしたが、・・・・

インターネットの普及が世界の構造を変えたのは、今や当たり前ですが・・・・

その時には、これほど業界そのものの構造が変わるとは思ってもみなかったですね。

そんなインターネット普及前夜の1994年11月に私にとっての転機が訪れます。

 

まぁ、今思うと、晴天の霹靂でした。

 

インターネット普及前夜は、ニューズ誕生前夜でもあります。(続)

184日間の開催中、我々、催事チームはパビリオンの内庭ステージで、ほぼ毎日イベントを実施していました。もともとは、行列でお待ちいただいているお客様に「待ち時間」を感じさせないための、ホスピタリティイベントです。

なので、実に色んな工夫を凝らしていました。

入場時には、ポカリスエット、ジャワティをお客様全員に飲んで頂くサービスや、マスコットキャラクターてんまくんの着ぐるみとの写真撮影サービスなど・・・・・

開幕時はオープンウィークとして、シンセサイザー演奏にシャボン玉飛翔ショー、企業の日には、ヤン坊・マー坊がやって来たり、合唱団が歌ったり、桂雀々さんのトークショーがあったり、シャンソン、マリンバ、七夕には彦星と織り姫の衣装に身にまとった演者さんが、お琴演奏をしたりと、実に様々なイベントが開催されました。

写真は、8月1日の水の日に開催した、氷柱彫刻のてんまくん。その場で、アイスカービングの職人さんが作ったものです。

この年は猛暑だったせいか、このイベントは多くのマスコミにも取り上げられました。

とは言え、様々なトラブルもありました。雨、風など自然現象でのイベント中止など。

そして、184日間のイベントも無事終了し、1990年の夏が終わりました。

あれから、23年・・・・・・・・

その当時の事務局員、スタッフ、コンパニオンさん・・・・いまだに同窓会が続いています。当初は、毎年1回、11年目からは2年に1回、当時のコンパニオンさんが主催してくれています。

私はこれを「奇跡の同窓会」と呼んでいます。

単なる、あの時の感傷だけでは続かないですね・・・・・・いかに、一致団結したイベントであり、パビリオンかがわかります。

「奇跡の同窓会」の案内はがきが今年も届きました。

そんなイベントをこれからも創っていきたいものです。

 

 

「花博」は日本を含む83カ国と55の国際機関、212企業・団体が参加した。総来場者数は2312万6934名で、特別博覧会史上最高を記録した、博覧会になりましたが、

実は、華やかに開幕したんですが、当初から結構トラブル続出でした。他館でもそうですが、リハーサルもしっかりやってはいたんですが、なかなかうまくいきません。

当館では、水を扱うショーだけに、やはりハードトラブルは結構ありました・・・・

ですが、テクニカルスタッフの頑張りで、徐々に安定し始めると、もともとショーそのものは素晴らしかったので、アット言う間に人気パビリオンになりました。整理券を求める方々で行列が毎日・・・・・お客さんに、事故がないように、細心の注意を図りながらの運営になりました。人気がないのも困りますが、ありすぎるとその分お客様への配慮が大変です。また、来賓の調整も大変です。

そんな感じで事務局としては、嬉しい悲鳴で、ショー、スタッフ、お客さまと三位一体の、素敵なパビリオンになりつつありました。

すべては、このショーです。

http://www.youtube.com/watch?v=lDNBLs5mih8&feature=player_detailpage