Monthly Archives: 7月 2021

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新型コロナ禍で延期されていた「東京オリンピック2020」が明後日幕を開ける、
一部の競技は開幕式前に行われるので、実質スタートしているようなものだ。
しかしこれほど、待ち望まれていない「五輪」があっただろうか・・・・
本来であれば、街に五輪グッズが並び、ポスターが乱立し、「オリンピック記念」と銘打ったキャンペーンがなされ、テレビではアスリートの密着取材特番が流され、始まる前から「感動」雰囲気を醸成されるはずなのに、あらゆる「五輪」絡みのプロモーションが影を潜めている。
ワクチン接種が、進んでいる中、進みすぎてその供給量が不足し、混乱を招いている。また緊急事態宣言下にあるに関わらず、人流は思うように減らない。
また、組織委員会や政治家さんのさまざまな発言が火に油を注いでいる。
「競技が始まって、日本人が金メダル取ったら、空気も変わるさ」と言う人もいる。
“アスリートファースト”“復興五輪””コロナに打ち勝つ”などなど、美辞麗句が並んだ、「東京オリンピック2020」は果たしてどこへ向かうのだろうか。
我々、業界人的には、それらの美辞麗句は「企画書」的だな、という言い方をよくする。コンペティションでコンセプトを考えるとき、説得性・納得性のある言葉をチョイスする。しかしながら、実効性という視点で考えた時、それって大丈夫ってなる言葉。
言葉はとても大切です。自分の想いを伝えるだけではなく、相手が理解するための言葉が必要。それはコミュニケーションの第一歩。
その言葉が軽んじられていることに、今回の東京オリンピック禍が巻き起こっているのでは無いか・・・・・
謝罪や言い訳、「そう言うつもりではなかった」SNSでの暴言の数々。
言葉が生む分断。
新型コロナ感染症そのものへの恐れとともに、言葉が生む分断が、怖い。
きっと、「アスリートの必死な、嘘のない姿」を見ると応援している自分がいる、一方感染し、味覚が失われ、治療に専念している感染者を考えると、この五輪どうなんだろう・・・・・
「東京オリンピック」が始まるまでにできたことが沢山あったのでないか、
申し訳ないが、そこが一番悔やまれるし、残念だ。
写真は大阪メトロの駅内広告枠・・・空いてるなんて、新型コロナだけのせいでは無い気がする。

 

久しぶりのブログ投稿となります・・・・

 

1年以上、新型コロナウイルス感染症が人々の暮らしを変え続けている。

収まりかけては、変異を繰り返し感染者を増やし続けている。

その度に、飛沫を飛ばすな、人流を増やすな、飲食店は営業を時短せよ、イベントは人数制限、

映画館は営業自粛・・・・・

 

他の業界はわからないけれども、少なくとも集客を目的とするイベント業界は、瀕死の状態と言えるだろう、

しかしながら、そう言っても全く動いていないわけではなく、「どうすればできるか」を考えながらその日を待つ。

 

イベントの在り様を模索しながら開催することを待つ事実。

 

打合せから事業推進まで、リモート会議のおかげで、時間の効率が図れること、また、”打合せのための打合せ”が減ったことも確かで、リモート会議では確実に「できる人とできない人」が分かれてきた気がする。

パソコンに映る参加者なりに、発言が重要で、打合せに参加してるふりはできない。

そういう意味において、コロナが炙り出したものが結構あるのではないか・・・

 

イベントの企画に関しても、リアルイベントだけではなく、コロナ対策として、リモート企画のハイブリッド企画が当たり前だし、リアルイベントにおいてもその対策は不可欠である。

準備が2倍、3倍の手間がかかることになる。当然予算も増えざる得ない。

安心安全を担保するために、費用をかけざる得ないのが現実。

今まで、この「安全・安心」をなおざりにしてた気がする。

「安心・安全」には費用がかかるということを、肝に銘じたいと、あらためて感じる。

そういう意味において、そのことに目を向け、気にし始めたことは前進だろう。

 

コロナ禍がもらたしたコトやモノが、より良いイベントを創るためのヒントになるのであれば、

今の状況を打破することで新しいイベントの世界が広がるのでは、、、

嘆くだけではなく、いかに今を明日につなげるかが重要と考える。

 

しかし、東京オリンピック・パラリンピックまで、20日余り・・・

感染増大の中、「安心・安全」な大会を迎えることができるのだろうか・・・

 

バブルは、、、ハジけるものなのに。