人が歩けば、コンビニにぶち当たる。というくらい街中に乱立するコンビニエンスストアー。その画一的な店構え、商品ラインナップ、ある意味コンビニに行けば、という安心感もありつつ、驚き感がないのも確か。

子供の頃の雑貨屋さんのような、その店特有の雑多な雰囲気。埃のかぶった缶詰。乱雑に置かれた野菜の数々。新商品がなかなか並ばない店頭。今考えると、賞味期限とか、全く気にしてなかったような気もする。
今や、コンビニがない方がちょっと「えっ」ってなってしまうくらい。
先日、田舎町をドライブしていたら、コンビニがない、簡単に見つけられない時の驚きというか、恐怖感にも似た感情は、「スマホ」を自宅に忘れた時のような心細さ。今や、日本中には5万店舗余(2015年7月現在)のコンビニがあるそうだ。

そして驚くなかれ、コンビニ以上に多いのが、美容室。全国になんと、23万店舗余(2012年現在)。コンビニのほぼ5倍の店舗数。

人が歩けばコンビニにぶち当たるどころか、美容室にぶち当たるようだ。
ちなみに理容室は13万店舗余。人は必ず髪の毛が伸びるとは言え、この店舗数における過当競争は如何なものか?
また、美容師数も年々減ってきているらしいが、47万人余。

私も当然、髪の毛をカットしに行きますし、馴染みのお店があります。時折そんな話をしますが、やはり美容師さんの労働環境はあまり宜しくない。労働時間、休みの問題、美容師さんの独立問題などなど、その経営は決して恵まれたものではない。

少子高齢化社会はある意味社会構造の変革であるとするならば、そこにビジネスチャンスが生まれる気がする。今までにはない課題が出てくるならばそこがチャンスかもしれない。
レッドオーシャンをブルーオーシャンに変えるチャンス。

必ず伸びる髪の毛を整えるという行為は無くならない。
今までは、お客さんを待っていた時代、であるならば、これからはお客さんのところに行く時代。

単純なことではないけれども、発想の転換によるビジネスチャンスは必ずあるはず。

今日は、9(く)4(し)の日。
くし要りますか?って店もありますが、それはなかなかサービスとしてはどうか?と思うけれども、増えゆく高齢者をどうケアするかに、光明が見えるのではないか、と考える次第。

株式会社ニューズさんの写真

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