今やすっかり、影を潜めた「公衆電話」

いざ、公衆電話で電話をかけようとしても設置場所がわからない。まぁ、最近は1年に1度も使わないことがほとんどではないでしょうか・・・
携帯電話(スマホ)の電池も結構長持ちしますし、なかなか公衆電話の必要性がないと言っても過言ではないでしょう。

30年間で約75万台が姿を消した――。
この数字が示すのはNTT東日本、NTT西日本が運営する、公衆電話の数だ。1984年度の93.4万台をピークに、2014年度末には18.3万台まで縮小した。各家庭内にある固定電話の普及はもちろんだが、携帯電話の普及によって、その数は大幅に減少している。(東洋経済ONLINE10月8日)

さもありなん、という結果ですね。
街中で見かけないのも納得する結果です。
しかし、この記事によると、思わぬところでこの公衆電話が増設されているそうです。
正式には「特設公衆電話」というそうです。
災害時に避難所などで通信手段を確保する公衆電話です。
小中学校や、公民館のほか、避難所になり得るオフィスビル、ホテル、鉄道駅、集会所などに設置されているそうです。

よくよく考えてみると確かに携帯電話(スマホ)は便利である反面、集中した際に使えないことは周知の事実で、そんな時のパニック状態は想像に難くないです。
年末年始のタイミングやコンサート会場などで、よく経験することです。

今や、固定電話すらも必要あるかどうかの時代に、やはり「公衆電話」は役割を変えつつ、その存在は必要不可欠何だろうと思います。
災害時の安否確認、情報収集はその身を守るためには絶対必要なことです。携帯電話(スマホ)が不通になった時の人間のパニック状態、携帯電話(スマホ)を忘れた時の不安感。

言い換えればいつも連絡が取れるという錯覚をしている現代人。

昨今、見かけない「公衆電話」の果たす役割はまだまだありそうです。

株式会社ニューズさんの写真

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