一食入魂は、あの“くまモン”の生みの親、

小山薫堂さんの随筆のタイトルです。
まぁ、一食に想いを込めるという意味では、私も人後に落ちないつもりです。

若いころ博覧会で、6ケ月パビリオンに詰めていたころ、昼食、夕食ずっと弁当だった頃のトラウマでしょうか。自ら、弁当を買って食べようと思わない。その後、一時、冷えたお弁当を見るだけで、食欲を失くしたことを思い出します。

そんなことなので、時間が許す限り、食にはこだわりたいと思っています。
あと、何年生きるかどうかわかりませんが、一日、5食も6食も食べれないことを考えると、ちょっとそこは譲れない欲望のひとつ、です。(笑)
大きなプロジェクトが終わって久しぶりにゆっくり会社の近くでのランチ。
前から気になっていたうどん屋さんに昨日行ってきました。
この辺りは、オフィス街で、ランチ激戦区です。サラリーマン相手に、安い店がしのぎを削っています。
当然うどん屋さんも、立ち食いから、量で勝負している店、安い値段、とにかくお昼時を制する為にどこも頑張っています。

そして、昨日の店、オープンして4ヶ月だそうですが、少し趣が違います。
女性客ばかり、です。確かに内装、器がCafeみたいなおしゃれな感じです。うどん自体もモチモチで、出汁も美味しい。
この界隈のランチ激戦区で異色のうどん屋さんです。

おそらく、事前にマーケティング調査を相当された気がします。単価は少し高め、ターゲットは女性同士で行ける「ウドン」屋さん。
逆に言うと、サラリーマンのオヤジはノンターゲット。少々値がはっても、オシャレにウドンランチを食べられる、ということで女性に人気なんだと思われます。

人がたくさん集まる場所はそれだけ、チャンスでもありますが、その分レッドオーシャンです。過当競争に見舞われるということ。
そこで、ターゲットをしっかり絞って、戦略を練る。
No.1を目指す為に、様々なことを削ぎ落とします。
それを、ドリル戦略・Only.1戦略と言います。

情報化の今の世の中でいかに勝ち残っていくか、総花的な戦略では勝てません。
あなたにしか頼めない、その店にしかない、
そんなOnly.1を目指すべきなんだと考えます。

たかが、ランチされどランチ。

久しぶりにマーケティングの極意に触れた気がします。

http://www.news-inc.com

株式会社ニューズさんの写真
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