まだまだ暑いと思いつつ、8月下旬から雨の日が続いています。秋雨前線の影響ですね。雨とともに、季節は夏から秋への移ろいで行くのでしょうか・・・

小学生の頃、長い夏休みが終わって、久しぶりの友達との再会にワクワクしつつ、秋には運動会、遠足など学校行事が続き、その練習に忙しかった記憶があります。
一方では台風が発生し、9月は雨が多く、その練習も体育館でおこなうなど、なんとも天候に左右される季節だったことを思い出します。

「9月の雨」と言えば、太田裕美さんの歌が有名です。もう今から38年前になります。その頃は、歌謡曲が枝分かれし始めた頃かもしれません。フォークソングがニューミュージックと呼ばれ、矢沢永吉、かぐや姫、チューリップ、アリス、サザンオールスターズ、松山千春、中島みゆき、オフコース、等、が活躍したのもこの頃です。後のスパースターが続々と登場した頃です。

アイドルも新御三家(西城秀樹・郷ひろみ、野口五郎)やキャンディーズ、松田聖子、中森明菜、ピンクレディなど、こう考えてみると、同じ時代にスターが同時多発的に生まれてきた気がします。
ザ・ベストテン(TBS)に代表される歌番組も視聴率が良かったですし、ラジオでも歌のリクエスト番組が盛況だった気がします。そんな環境がミュージシャン・タレントを同時に育てていたんだろうと思います。

「歌は世につれ、世は歌につれ」と言う言葉がありますが、その時代の歌は世相を反映しています。1975年からの5年間の間はまさしく雨後の筍の如く、アーティストが誕生した時代と言えます。ある業界が、あるタイミングに一気呵成に大きくなる時期があります。それは互いに切磋琢磨するからと考えます。この時期は作詞家、作曲家、アーティストそれぞれがインスパイアし合いながら、今に語り継がれる歌が生まれたんだと思います。
そんな空気感が(環境と言ってもいいかもしれません)その業界を活性化することは、よくあることです。

今、デザイン業界は秋雨前線真っ只中で、台風にもやられてちょっと混乱時期にありますが、ある意味、この注目されている環境だからこそ、突き出るチャンスかもしれません。
秋雨の後に秋晴れが広がることを願っています。
決して木枯らし吹く冬の時代にならないことを思いつつ・・・・

Septenmer rain 九月の雨は冷たくて
Septenmer rain 九月の雨は優しくて

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