暑い夏が過ぎ、朝夕は少し涼しくなってきました。

台風や豪雨、地震そして阿蘇山の噴火など、自然が慌ただしい今日この頃ですね。
夏から秋にかけて自然の起こす現象だけではなく、なんとなく不安な毎日です。益々災害への対策を講じなければいけません。
とは言いながら、過ごしやすい秋になると、
「秋の夜長」という言葉もあるように、少し風流に過ごすのもいいかもしれません。
晴耕雨読ほど、贅沢な暮らしはないと思います。
私の場合は晴走雨読がいいかな、、、
晴れている時は少しジョギングで汗を流して、雨の日は読書で時間を過ごす。

 最近は書籍もアマゾンやブックオフなどのネット通販を利用することが多くなりましたが、やはり本屋さんをブラブラとしながら、良書を見つける楽しみも捨てがたいですね。
時折時間がある時は本屋さんを覗いてみます。
そして、本ほど衝動買いしてしまう買い物もありません。好きな作家や話題の本はもちろんですが、店頭のPOPなどに惹かれることもありますし、推薦帯の文言につられることも、しばしばです。まぁ、失敗もありますが、思わぬ本や作家と出会った喜びもありますのでやめられませんね。

「本が読む人を選ぶ」と言ったのは誰だったか忘れましたが、そんな気もします。
私の場合、読書は圧倒的にお風呂が多いので、ついつい長風呂になってしまいます。1時間以上はざらです。おかげさまで、発汗作用でお肌はすべすべ、です。
まぁ、椅子でマッサージしながらの読書も多いですね。
そして、何よりも何冊も同時に読んでいます。
いわゆる併読ですね。
純文学、ハウツーもの、伝記もの、などなど。
頭の引き出しにそれぞれのストーリーをインプットして、読み進めます。
ある時から、忘れることを恐れなくなってからは、そんな読書法です。

大学の頃、読んだ本のストーリーを1週間も経てば忘れていることに気づき、本を読む意味に懐疑的になったことがあります。

「忘れたら意味ないやん」

しかし、そんな時に先輩に言われたことは

「忘れるために読んでんねや」

少し乱暴な説得でしたが、結局人は読んだものは忘れてしまうんだけれども、潜在意識には残っているので、何かのキッカケでその言葉や文章が自分の人生に彩りを加えてくれるはずだと。
だから忘れても、読むことは意味があると。
それ以来、併読、乱読の日々です。

もちろん、素敵な文章と出会った時は、忘れずに大切にしています。
自分の知らない世界へ誘ってくれる読書の旅を秋の夜長にしてみては、いかがでしょう・・・

株式会社ニューズさんの写真

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