“音”や“動き”などを登録できる新しい商標制度の運用が始まったそうです。

特許庁が登録を認めたものに、
“音”では、味の素の『あ・じ・の・も・と』や久光製薬の『ヒ・サ・ミ・ツ』、ふじっこの『ふじっこのおまめさん』などのメロディー。

そして、なんと、大正製薬の『ファイト・一発!』(登録第 5274980 号)や大塚製薬の『元気ハツラツ』(登録第 4882442 号)などのキャッチフレーズも、商標登録されたようです。

企業名が入っているものは何となく理解できますが、
『ファイト・一発!』はどうなんでしょう?

何かで、使うと、パクリと言われるんでしょうか、、、

オリンピックのロゴ問題で大騒ぎになりましたが、確信犯は良くないけれど、現代のネット社会の中で意識せずに、創ったりしたものがパクリになる可能性も無きにしも非ず、です。

ましてや日本国内だけでは済まない、今の状況を考えるに至っては本当にオリジナルなものって作れるのだろうか、、、

ブランドを守るという意味において、必要なことなんでしょう。
しかし、単なる、音や動き、色彩などをブランドと呼べるのかどうか、、、

ブランドとは、信用と言い換えることができるかもしれません。
そのメーカーと顧客との約束(信頼・信用)がブランドと言えます。
そのメーカーだから安心できる、カッコいい、価格以上の価値を感じるからこそ、顧客がそのメーカーの賞品を購入するということが、信頼するブランドと言えるのではないでしょうか。

昨今はマンションのデータ偽造による問題が大きく報道されていますが、まさしく、大手メーカーの信頼は地に堕ちたと言えなくもないですね。
大企業だから、CMをやっている企業だから、が信頼の寄る辺であったものが、脆くも崩れ去っています。

パクリは当然よくないですが、完全オリジナルがどこまで、今の世の中可能なのかも非常に難しい判断と言わざる得ません。

我々消費者は、そのブランドのロゴやメロディだけではない価値基準を持って、判断することが必要なことなのかもしれません。

ブランドを守るということは、その商品が真に顧客の為に作られたものなのか、顧客が必要としているものなのか、そこが一番重要な気がします。

株式会社ニューズさんの写真

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