昨日は、小中学校時代の幼馴染たちと、新年会。

37年の時を経て、その頃のことを必死に思い出そうとしますが、残念ながらその記憶は偏ってしまって、相手が覚えていることを、全く忘れていたり、また逆もしかり。
それぞれの生きてきた月日を埋め合わせる術もなく、またその必要もない。お互いその再会を喜べるだけで幸せなんだろう、と思います。
お互い容姿もすっかり変わり果てて、その頃の面影もない連中と紡ぐ昔話に懐かしい風景が蘇ります。

 21年前、サラリーマンだった私は独立して、起業することを決意しました、31歳の頃。子供も2人いて、引越をして数ヶ月。
しかし、自分の人生において、独立して自分の会社を持ちたいと考えていたのは社会人になった頃は普通のこととして考えていたので、いよいよ始動するぞと意気込んでいました。

その後の紆余曲折を想像できるほど、経験があるわけでもありません。
そんな時に起こった「阪神・淡路大震災」未曾有の大災害にただ戸惑うばかり。

この先どうなるんだろうか、一寸先は闇とはこんなことなんだろう。予定外の出来事はなんの前触れもなく、現実として私の前に立ちはだかりました。
とは言え、生きてることに感謝しつつ、前向きにどうすれば会社を進めて行けるか、を必死に考えていた気がします。
あれから、21年、山あり、谷あり、谷底あり。

最近は月日の早さを実感し愕然とすることが多くなりました。
そして、元気でやっているはずの友人・知人が亡くなったり、小中時代の友人が亡くなっていたり。
なぜか、根拠はないのに、みんなどこかで元気にやっているとばかり信じている自分がいます。
でも、亡くなった事実を知ると心にポッカリと穴が開く、友人との37年前の思い出が蘇る、生き生きして遊んでたあの頃を思い出す。
今は繋がっていない友人たち、しかし私にとっては50数年続いている人生の一ページの中で、過ごした仲間たち。

1・17が来るたびに、「命の重さ」を実感します。

「生きてるだけで、儲けもん」
いつも、重く重く私の心に問いかけてきます。

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株式会社ニューズさんの写真

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